「なにか」を表現する時に「something」「anything」「nothing」の3つの単語がよく使われますが、どの時にどれを使ったらいいか分からなくなることがあります。

本記事では、何か「something」「anything」「nothing」の違いをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
何か「something」「anything」「nothing」の違いとは?

- 「something」:あるという前提や期待が込められている「何か」。
- 「anything」:あるかどうかわからない、情報がない状態の「何か」。
- 「nothing」:「何もない」と完全に否定する時に使う。
このようなニュアンスの違いがあります。
「something」を使った具体例
「something」は話し手が「何かがあるはずだ」「何かあるだろう」と推測していたり、肯定的な返答(Yes)があるだろうと期待していたりする時によく使われます。
ある程度の心当たりがあるようなニュアンスです。
You look worried. Is something wrong?
心配そうに見えるよ。何かあったの?
「something」を使うことで「何かしら問題がある」と、ある程度あたりがついている状態であることが分かります。
Would you like something to drink?
何かお飲み物はいかがですか?
話し手がいくつか飲み物を用意している状況で、聞き手が「これが飲みたい」と肯定的な返事が返ってくることを期待して尋ねています。
「anything」を使った具体例
「anything」は、話し手が「何も情報がない」「本当に何も知らない」という状況で、疑問文や否定文などでよく使われます。
肯定的な答えも否定的な答えも、どちらも同じくらいあり得るというニュアンスです。
If anything happens, please let me know.
もし何かありましたら(それが良いことであれ悪いことであれ、今は予測できないけれど)、教えてください。
話し手は、何かが起こるかどうかは分からない(不確実な)状況で話していることが分かります。
Did you see anything interesting?
何か面白いもの見ましたか?
面白いものを見ているかもしれないし、見ていないかもしれないというニュアンスが伝わります。
「nothing」を使った具体例
「nothing」は、肯定文の時に使用して文全体を完全に否定し、「何もない」ということを明確に伝えることができます。
I have nothing to say.
私には何も言うことがない。
「I don’t have anything to say.」と同じ意味ですが、より簡潔で断定的な印象を与えます。
Nothing happened yesterday.
昨日は何も起こらなかった。
何も出来事がなかったことを強調しています。

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