人狼ゲームをプレイする・視聴していると、ゲーム内で使われる用語やルールに混乱することがあります。


これってどういう意味?
そこで、本記事では人狼ゲームでよく使われる用語集【ゲーム全般編】を詳しくまとめてみました。
人狼ゲーム全般に関するワード
ゲームマスター(GM)・村長
人狼ゲームを進行するための人です。



人狼ジャッジメント(人狼J)はモブ爺がそれにあたります。
具体的な仕事は、役職の配布や夜時間の役職者の処理、勝敗の判定など多岐にわたります。
基本的には1人ですが、プレイヤーの人数が多かったり、夜時間の役職の処理に時間がかかったりするレギュレーションの時は、サブGM・サブ村長がつく場合があります。
また、ゲームマスター(GM)・村長は、ルールによってゲームに影響する場合としない場合があります。
ゲームに影響しない | プレイヤーの人数には数えず、1日目の朝に誰もしんでいない状態からゲームが始まります。 |
ゲームに影響する | GMや村長が役職を抱えたまま1日目の朝にしぬ(役職欠けが起こる)可能性があります。 |
役職公開・非公開
YouTubeなどの配信サイトで、ゲームマスター(GM)・村長視点を用意した時の表示方法を指します。
役職が公開された状態 | 観戦者やリスナーは、すべてのプレイヤーの役職を知った状態でゲームを観戦できます。 |
役職が非公開の状態 | 全てのプレイヤーがどの役職かを知らずにゲームを観戦できます。 |



オープンルール・クローズルールについては以下の記事を参考にしてください。
村・部屋
人狼ゲームを行う場所のことを指します。
プレイヤーを集めて人狼ゲームを始めたい時に「村を立てる(村立て)」「部屋を立てる(部屋立て)」といった言葉が使われます。
陣営(村人陣営・狼陣営・人狼陣営・第三陣営)
人狼ゲームは主に村人陣営と狼(人狼)陣営の2つの陣営で戦います。
しかし、役職が多い村では、この2つの陣営とは異なる勝利条件を持つ第三陣営や第四陣営が登場することもあります。
9人村・9人部屋
プレイヤーが9人いる人狼ゲームの村・部屋です。
最もスタンダードな9人村・9人部屋の配役は、
- 村人陣営(村人3人、占い師1人、霊媒師1人、狩人・騎士1人)
- 人狼陣営(狼2人、狂人1人)
となります。
13人村・13人部屋
プレイヤーが13人いる人狼ゲームの村・部屋です。
最もスタンダードな13人村・13人部屋の配役は、
- 村人陣営(村人6人、占い師1人、霊媒師1人、狩人・騎士1人)
- 人狼陣営(狼3人、狂人1人)
となります。
初日
人狼ゲームの1日目の昼のことを指します。
最終日
人狼ゲームにおいて、村人陣営と人狼陣営の数が同数になる可能性がある日の前の日のことを指します。
一般的には、昼の議論に参加する人数が3人(例 村人陣営2、狼陣営1)もしくは4人(例 村人陣営3、狼陣営1)の時を最終日と呼ぶことが多いです。
なぜ4人でも最終日になるの?
4人の時に村人陣営を処刑(吊り)すると人数が3人になり、狩人・騎士が生存していない場合はその日の夜に100%人狼の襲撃が通ります。
すると、翌日には2人(村人陣営1、狼陣営1)になり、その時点で人狼陣営の勝利が確定するためです。
2日目や3日目あたりで
- 「この3人で最終日いきたい」
- 「この進行なら最終日目指せるんじゃないか?」
- 「占い師残しで最終日だね」
といった発言があれば、昼議論に参加できるプレイヤーが3人または4人になるタイミングの日(=最終日)を指していることが分かります。
しかし、3人や4人ではない人数の時でも「最終日」は起こり得ます。
例えば、5人(例 村人陣営3、狼陣営2)の場合、村人陣営を処刑(吊り)してしまうと、その時点で村人陣営と人狼陣営の数が同数になってしまうため、この5人であったとしても最終日になる可能性があります。
「もしかして今日が最終日かも?」という発言があれば、村人陣営と人狼陣営の数が同数になるかもしれない状況であるということを覚えておきましょう。
◯人日(3人日・4人日・5人日など)
昼の議論時間に参加する人数の日のことを指します。
例えば「3人日」であれば、昼の議論時間に3人いる状態です。
- 「3人日を目指す」=最終日を目指す
- 「5人日で狂人(候補)を吊る」=5人が議論に参加する日の昼に、狂人(候補)を処刑する
アルティメット方式(ア式)
ニコニコ動画に投稿されている動画「アルティメット人狼」が採用しているルール方式です。
ルールは以下の通りです。
- 13人村
- 配役(村人6人、占い師1人、霊媒師1人、狩人・騎士1人、狼3人、狂人1人)
- 役職欠けなし
- 初日ランダム白お告げ
- 狩人・騎士の連続護衛(連続ガード)なし
- 自由投票
- 夜時間に狼同士の内通(作戦会議をすること)あり
アルティメット方式を略して「ア式」と呼ぶことが多いです。
多役職(村)
通常の村人陣営と人狼陣営の他に、第三陣営や特殊役職が入っている村のことを指します。
陣営・役職 | 例 |
---|---|
第三陣営 | 狐・悪女(本体・本命・手玉) |
特殊役職 | パン屋(村人陣営)・黒猫(人狼陣営) |
処刑回数
ゲーム全体で、プレイヤーを何人処刑できるかを指す言葉です。
例えば、人狼が1人、村人が2人の状態で村人陣営が勝利するには、人狼を1人処刑する必要があります。
この場合、「残りの処刑回数は1回」となります。
処刑回数を「吊り縄」と言うこともあります。
縄・縄数・吊り縄
「処刑」「処刑回数」と同じ意味で使われます。
「残りの縄数はあと2縄」といったように使い、すなわち「あと2回処刑できる」という意味になります。
◯縄◯人外(例 5縄4人外)
「処刑できる回数」と「村に潜んでいる人狼陣営や第三陣営の数」を表す言葉です。
「5縄4人外」の場合、あと5回処刑できるがその村には人狼陣営や第三陣営が4人いる状態という意味になります。
議論時間
人狼ゲームの昼時間に、各プレイヤーが発言できる時間のことを指します。
議論時間の長さは、ゲームのルールや参加者によって様々です。
GG(Good Game)
ゲーム終了時、勝敗が確定した時に使われるスラングです。
「良いゲームでした」「楽しかった!」といった意味を込めて使われることが多く、主に勝利した陣営を称える目的で使います。
NF(Nice Fight)
ゲーム終了時、勝敗が確定した時に使われるスラングです。
「素晴らしい戦いだった」「頑張った!」といった意味を込めて使われ、主に自陣営が敗北した時に使います。
廃村
何らかの事情でゲームが続行できなくなったことを指します。
例えば、回線落ちしたプレイヤーがいたり、ゲームのルールが途中で破られたりした場合に、その村は「廃村」となります。
ワンナイト人狼
1日で決着がつく人狼ゲームの遊び方の1種です。
通常の人狼ゲームとは異なり、昼の議論と投票だけで勝敗が決まります。
ゲームが短時間で終わるため、初心者でも手軽に楽しめるのが特徴です。