人狼ゲームをプレイする・視聴していると、ゲーム内で使われる用語やルールに混乱することがあります。


これってどういう意味?
そこで、本記事では人狼ゲームでよく使われる用語集【ゲームルール編】を詳しくまとめてみました。
ゲームルールに関するワード
オープンルール
処刑時(投票後や遺言後)や、人狼の襲撃によってそのプレイヤーがいなくなった時に、その人の役職を全員に公開する方式です。
生存者は役職を知った状態で次の夜時間に移行するため、ゲームの進行が早くなります。
- 時短で人狼ゲームをしたい時
- 初心者同士で人狼ゲームをしたい時
などによく採用されます。
なお、オープンルールの場合は、処刑した人の色(白・黒)を判別できる「霊媒師」の能力と役割が重複するため、一般的には霊媒師という役職は含まれません。
クローズルール
処刑時や襲撃時に、そのプレイヤーの役職が公開されない方式です。
そのため、生存者は霊媒師がいない限り、処刑者や襲撃された人の役職を知ることができない状態でゲームを進めることになります。
人狼ゲームは、このクローズルールを採用している村や部屋が非常に多いです。
初日ランダム白
占い師は、0日目の夜に村人陣営と狂人の中からランダムで1人の「白」を知ることができるルールです。
この「白」とは、占い結果で「白」と出る役職のため、村人陣営だけでなく村人カウントになる狂人も含まれています。
役職欠け
村に存在するはずの役職が、初日の時点で何らかの理由により欠けている(存在しない)状態を指します。
そのため、プレイヤーは「もしかしたら占い師がいないかもしれない」といったリスクを考慮しながらゲームを進めることになります。
初日の役職一斉出し
初日の議論開始後、時間を指定して能力を持っている役職者に同時にカミングアウトさせる方法です。
初日に「◯秒になったら一斉に出しましょう。」という合図があれば、これから真・騙り問わず役職の一斉出しが行われることが分かります。
280
人狼ジャッジメントでは「280」という専門用語があり、こちらも残り時間280秒になったら役職COや能力結果を一斉に出すことを表しています。
(能力行使)結果の一斉出し
2日目以降の議論開始後、時間を指定してCO(カミングアウト)をしている役職者が夜の時間に行使した能力の結果を同時に発表させる方法です。
2日目以降に「◯秒になったら一斉に出しましょう。」という合図があれば、真・騙り問わず能力行使結果の一斉出しが行われることが分かります。
主に人狼殺でよく使われたやり方です。
投票形式(自由投票・順番投票・一斉投票)
議論時間が終わった後、投票の仕方にはいくつかの形式があります。
- 自由投票
- 順番投票
- 一斉投票
また、投票の際は
- 数十秒投票理由を述べることができる
- 名前だけ・番号だけ発言できる
- 質疑応答形式で話す(質問をしたい人を指名し2人で話せる)
といったように投票理由の述べ方も様々なやり方があり、これらが組み合わさって投票が行われます。
自由投票
順番に関係なく、プレイヤーの好きなタイミングで自由に投票する形式です。
順番投票
決められた順番から投票する形式です。
必ずしも1番からとは限らず、
- ランダムツール等で最初に投票する人を決めて、その人から順番に投票する
- 1番最初に挙手をした人から順番に投票する
- 噛みや吊りが入った番号の次の人から順番に投票する
など、様々なやり方があります。
一斉投票
ゲームマスター(GM)や村長の合図に従って、全員が同じタイミングで投票する形式です。
三角投票・四角投票
最終日に全員が異なる人に1票ずつ投票し、投票が分散してしまうことを指します。
同数吊りなしルールの時は、三角投票や四角投票をすると処刑者が決まらずゲームの決着がつかないため、一般的には禁止されている行為です。
カットイン
自分以外のプレイヤーの投票後に割り込んで発言することです。
「人狼狂」などシステムにカットイン機能があったり、カットインのルールを採用している村・部屋で使用することができます。
投了・サレンダー
ゲームの途中で詰み盤面が発生して勝敗が確定し、それ以上ゲームを続行しないことを指します。
同数吊りなし
投票数が同数になり、決戦弁明を終えた後の再投票で再び同数になった場合は、誰も処刑しない(吊りなし)で夜時間に移行するというルールです。
ランダム処刑(同数ランダム処刑)
投票数が同数になり、決戦弁明を終えた後の再投票で再び同数になった場合は、決戦弁明をした人の中からランダムで処刑者を決めるルールです。
遺言
投票によって処刑者が決定した後に、生きているプレイヤーに最後の意見や推理を伝えることができる時間のことです。
しかし、遺言なしのルールであれば遺言を述べることなく夜時間に移行します。
内通
夜時間に人狼陣営が作戦会議をすることを指します。
レギュレーションやルールによって、内通の有無や内容は様々です。
- チャット内通や顔合わせ内通(ZOOM人狼など)もある
- 人狼が最後の1匹になっても内通が行われる村もある
- 「ささやく狂人(略して佐々木、ささ狂)」という役職では、狂人も内通に参加できる
- 内通なしのルールでは人狼仲間をゲームマスター(GM)や村長から伝えられるだけの時もある
メタ発言・メタ推理
そのゲームの議論で得た情報ではなく、ゲーム外の情報やプレイヤーの性格、過去の行動などを使って発言や推理をすることです。
人狼ゲームはその場の情報だけで議論を進めることが基本であるため、メタ発言やメタ推理を禁止している村や部屋が多いです。
「Aさんが人狼陣営の時はいつも目がキョロキョロしている」というメタを持っている状態で、「Aさんは目をキョロキョロさせているから人狼だと確信してる!」といった内容がこれにあたります。
それは、目をキョロキョロさせているからといって必ずしも人狼陣営とは限らないからです。
システムメタ
人狼ゲームをプレイしている最中に起こりうる進行上のメタのことです。
そのシステムを利用しないとわからない発言や推理で、プレイヤーの内訳や盤面が確定する可能性があります。
「夜時間が初日よりも非常に早く終わったということは、CO(カミングアウト)していない村人陣営の役職もすでに全員しんでいる」といった内容がシステムメタにあたります。
たとえば、夜時間は、占い師の能力行使(30秒間)→霊媒師の能力行使(30秒間)→騎士の能力講師(30秒間)→人狼の内通(1分間)という順番で進行する場合、最低でも2分半かかることになります。
しかし、その夜時間が1分間程度で終了した場合、人狼の内通時間の1分であることが想定でき、同時に役職者による能力行使が行われていない可能性が高いことが推測できてしまいます。