英語で「座れる場所があるといいな」と表現する時、「place to sit」と単数形にするべきか、それとも「places to sit」と複数形にするべきか迷うことがあります。
「座れる場所があるか」という日本語のニュアンスから、「複数の席や場所の中から」と想像して「places to sit」と複数形にしがちですが、実際は「place to sit」と単数形で表すのが適切です。
本記事では、座る場所「place to sit」の「place」が単数形の理由をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
座る場所「place to sit」の「place」が単数形の理由

「座れる場所があるといいな」の「座れる場所」として使う「place to sit」は、複数の席や場所の中から座れることを想定していません。
これは、漠然と大きく捉えられる「座るための空間(スペース)」や「機会」があるかどうかというニュアンスで使われることが多いのです。
「place to sit」 と「places to sit」の違い
この2つの表現は、以下のようなニュアンスの違いがあります。
I hope there is place to sit.
座れる場所(空間)があるといいな
この場合、話し手は「座れる空間や機会が少しでもあればいいな」と願っています。
特定の椅子や席が複数あるかどうかよりも、単に「座れる場所というものが存在してほしい」という気持ちが強いです。
例えば、コンサート会場に着いた時「ちょっとでも座れる場所があるといいな」と願うような感覚です。
椅子の数ではなく、「座るための場所」という全体的な空間や機会を指しています。
I hope there are places to sit.
座れる場所が複数あるといいな。
対して複数形にすることで、「座れる場所や拠点が複数ある」というニュアンスが伝わります。
例えば、公園にベンチがいくつか点在していてそのうちのどれかに座るというような状況です。
具体的な場所や席について言いたい時
「座れる場所」として漠然と空間のことを聞きたいのではなく、特定の「座る席」があるかどうか言いたい時は「seat」を使います。
「seat」は、文字通り「座るための場所(椅子、座席)」を指す数えられる名詞です。
そのため、具体的な席の数を尋ねたり空いている席があるかどうかを確認したりする際に使われます。

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