英語で「風」を表す時、通常は単数形の「wind」を使う場面が多いですが、「強風」になると「strong winds」と複数形で表現されているのを見かけることがあります。
なぜ「wind」が複数形になることがあるのでしょうか?

本記事では、風という英単語「wind」が複数形になる時はどんな時か、特に「強風(strong winds)」に焦点を当ててまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
風という英単語「wind」が複数形になる時はどんな時?

- 「strong wind」:強風、突風、まとまった強い風
- 「strong winds」:断続的に吹く・様々な方向から吹く・長時間に渡って繰り返し吹く状況
難しいですが、このように少しだけニュアンスが違います。
例:強風のため飛行機がキャンセルになりました
The flight was canceled due to a strong wind.
その飛行機は、(一時的で突発的な)強風のためキャンセルになりました。
この場合、単数形の「strong wind」は「突発的に発生した非常に強い風」「特定の時点で発生した突風」というニュアンスになります。
強風によって全ての便がキャンセルされるというよりも、風の影響を受けた一部の便のみがキャンセルになったというような状況がうかがえます。
The flight was canceled due to strong winds.
その飛行機は、強風(で吹き荒れる状況)のためキャンセルになりました。
空港では風向きが変わったり複数の突風が観測されたりすることが多いため、飛行機がキャンセルされる場面では「strong winds」と複数形で表現されることが多いです。
複数形にすることで、風が単発的なものではなく継続的に吹いている、あるいは複数の突風が吹き荒れているなど、飛ぶことが困難な天候であることが読み取れます。
この文であれば、断続的な強風により本文の便だけでなくそれ以降の便も全てキャンセルになるような状況が予想できるでしょう。

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