日本語で「〜みたい」「〜のように見える/思われる」と表現したくても「look」と「seem」どちらを使えばいいか悩むことがあります。

本記事では、「〜みたい」の「look」と「seem」の違いをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
「〜みたい」の「look」と「seem」の違い

- 「look」:主に見た目からわかること
- 「seem」:見た目だけでなく、態度や声のトーン、言葉遣いなど全体の雰囲気から感じたもの
このようなニュアンスの違いがあります。
「look」を使った具体例
「look」は、見た目で判断できる顔色や表情、服装など、目で見て直接わかることから「〜にみえる」というニュアンスです。
you look tired.
(あなたの見た目から判断して)「疲れているみたいだね。」
こちらの文は「look」を使うことで、目の下のクマや顔色など視覚的な情報から判断していることが伝わります。
「seem」を使った具体例
「seem」は、「look」の見た目で判断するニュアンスに加えて、全体的に見た時のその人の感じ方が含まれるため、「〜のように思われる」「〜のように感じる」というニュアンスが強いです。
You seem tired.
(あなたの態度や雰囲気から疲れているように感じて)「疲れているようだね。」
いつもより口数が少なかったり、元気がない様子から総合的に判断したという状況に合います。
応用例文「気が散っているみたいだね」
「気が散っているみたいだね」という日本語を英文にする時に、「look」と「seem」どちらを使うべきでしょうか?
ここでは、「seem」を使うのが自然です。
You seem distracted.
「気が散っている」は見た目のそわそわ感だけでなく、話が上の空であったり態度がいい加減になったりすることも判断材料に含まれるからです。
単なる視覚情報だけでなく、相手の言動全体からそのように感じる場合だからこそ「seem」が適しています。

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