書籍レビュー『わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―』

当ページのリンクには広告が含まれています。
書籍レビュー『わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―』

あなたが抱えている問題を解決したいと思っていても、ついそのままにしていたり忙しいを理由にあえて避けていたりしませんか?

どうしていつも先延ばしにしてしまうんだろう?

辛いかもしれないけれど、自分の心に真剣に向き合ってみたい!

本記事では以下の2つを具体的に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

  1. 本書で学べること、感想
  2. 学んだことの活かし方(本書の活用方法)
contents

「わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―」はどんな本?

『わたしが「わたし」を助けに行こう』は、公認心理師や心理カウンセラー、音楽療法家である橋本翔太さんが、「心の不調」や「人生の停滞感」に悩む人へ向けて、自分自身との向き合い方をやさしく教えてくれる心理学の本です。

本書の中心にあるのは、“ナイトくん”という心の中にいるもう一人の自分の存在です。

彼・彼女は、過去の傷や幼少期の経験からあなたを必死に守ろうとしてきた存在であり、怒りや不安、過食や無気力といった行動を通して、自分自身の心の防衛をしてくれていることに気づきます。

彼・彼女は、過去の傷や幼少期の経験からあなたを必死に守ろうとしてきた存在であり、怒りや不安、過食や無気力といった行動を通して、自分自身の心の防衛をしてくれていることに気づきます。

そのナイトくんの特徴を知ることで、自分自身と関係を再び丁寧に築いていくための一冊でした。

目次に戻る

本書で学べること、感想

本書は、「問題を手放せないのにはメリットがある」という視点を知った上で、ナイトくんの存在や特徴を知り、ナイトくんとその問題を解決するための一連の流れが記載されています。

その問題を解決しない方がうまくいく(損失を回避できる)と、ナイトくんがあなたの自覚できない無意識の領域で判断しているからなのです。
引用 – 『わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―』,橋本翔太, p55

すなわち、忙しさを理由に逃げていることは単なる怠惰ではなく、結果を出すことや傷つくことを恐れてナイトくんが無意識に選んでいた“自分を守る手段”なのだと気づかされました。

そんなナイトくんは、不器用で極端で心配性です。

その理由は、幼少期の心の傷から生まれているからでした。

ナイトくんがあなたを傷つくことから守ろうとした瞬間、あなたの中で人格のスイッチが起こるような感じです。あなたを守るために、ナイトくんがあなたとバトンタッチして入れ替わってくれるようなイメージともいえます。外界からの刺激をキャッチして、「あなたが傷つけられてしまう!」とナイトくんが判断した瞬間に、自動的にスイッチが起こります。

引用 – 『わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―』,橋本翔太, p101

この仕組みに気づいたとき、自分の中の不器用な反応を責める気持ちが少しずつ和らいでいきました。

そして、日々の中で感情が強く動いたときに「これはナイトくんの反応かもしれない」と一呼吸置けるようになりました。

逃げや怠けに見える行動もすべては「過去の私」を守るための努力だったのだと思うと、自己否定のループから少しずつ抜け出すこともできそうです。

目次に戻る

学んだことの活かし方(本書の活用方法)

本書の後半に記載されている「ナイトくんワーク」を行うこと

  1. ナイトくんの存在に気づく
  2. 名前をつけて対話をしていく
  3. 「一人ではないよ」「大人になったよ」と伝える
  4. これからも隣にいてもらえるように伝える
  5. 「また話をしようね」といって対話を終える

ポイントの1つ目はSTEP2の対話です。

「どうして怒っているの?」「どうしてやる気が出ないの?」と問いかけることで、表面的な感情の奥にある“本当の目的=あなたを守るため”に触れるようにします。

そして、2つ目はSTEP3以降です。

ナイトくんとお別れするために対話するのではなく、これからも一緒にいてほしいという共生の道を提案することです。

そうすることで、安心を得て自己実現に向かう力を取り戻していけるようになります。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

\普段はフリマアプリのお悩み解決の記事を掲載しています/

いつも記事をご覧くださりありがとうございます。
アカウントがなくても「OFUSE」ができますので、この記事が役に立ったなと思った時はぜひご支援メッセージをいただけますと嬉しいです。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
<strong>contents</strong>